[メイン] : x5 3d6 #1 (3D6) > 9[5,3,1] > 9 #2 (3D6) > 11[6,3,2] > 11 #3 (3D6) > 15[6,6,3] > 15 #4 (3D6) > 7[1,5,1] > 7 #5 (3D6) > 11[1,4,6] > 11

[メイン] GM : 準備がいいか教えろ

[メイン] デンジ : 教えんぜ

[メイン] GM : 出航だァ~~~~!

[メイン] デンジ : 出航だァ〜〜〜!!!

[メイン] GM :

[メイン] GM : 導入:
探索者は最近、毎夜悪夢を見ている。内容は任意。
悪夢の分、SANc(0/1)を最初に3回行うこと。
そして最終的に寝ること。それ以外は自由。(面倒なら適当にSANcして寝ていい)

[メイン] デンジ : 「っはぁ……は……!」
顔を抑え、飛び起きる。

[メイン] デンジ : 「…………また、なんも覚えてねえ」

[メイン] デンジ : ここ数日、寝覚めの悪い朝が続いている。
寝起きの最悪さと身体中の脂汗からどうやらとても恐ろしい夢を見ている……らしい。

[メイン] デンジ : 「夢の内容が思い出せないんじゃなぁ……」
コップに水道水を入れ、水分を喉奥へと流し込んだ。

[メイン] デンジ : 1d100<=35 SAN (1D100<=35) > 25 > 成功

[メイン] デンジ : 1d100<=35 (1D100<=35) > 33 > 成功

[メイン] デンジ : 1d100<=35 (1D100<=35) > 11 > 成功

[メイン] デンジ : 毎日毎日わけのわからん化け物を千切っては投げ千切っては投げ。
悪夢ごときで揺れるような、そんなやわな精神はしていないものの。

[メイン] デンジ : 「いざ布団で寝っ転がると、なぁんとなく嫌な気分」
若干の不快感を瞼の奥にしまい込み、意識を溶かした。

[メイン] GM :

[メイン] GM :

[メイン] GM :

[メイン] GM : あなたは暗い廊下に立っていた

[メイン] GM : 辺りはよく見えないが広い 両手を広げても3人は並べるか
糸が軋む音がする

[メイン] GM : 行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》

[メイン] デンジ : なんとなくぼんやりとした、よく働いていない頭を動かして《辺りを調べる》。

[メイン] GM : 廊下は前後に、先も見えないほど延びているようだった

[メイン] GM : そして暗闇の中に無数の人形が吊られていた

[メイン] GM : あるものは宙ぶらりんで あるものは大地に蹲り
マネキン人形のような、顔も無い人型がその場を埋め尽くしていた
SANc(0/1)

[メイン] デンジ : 1d100<=35 SAN (1D100<=35) > 62 > 失敗

[メイン] system : [ デンジ ] SAN : 35 → 34

[メイン] デンジ : 「気色悪ぃな……」

[メイン] デンジ : 人形をかき分け、ゆっくりと《進む》。
なんとなく、そうするべきだと思った。

[メイン] GM :

[メイン] GM : 進む。

[メイン] GM : 進んでも進んでも風景が変わらない。
同じような廊下をずっと歩いている。

[メイン] GM : 進んだ。

[メイン] GM : 行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》

[メイン] デンジ : 代わり映えしない景色は既に飽きたのか、再び頭を動かして《辺りを調べる》。

[メイン] GM : 様子は先ほどの一画と変わりはなさそうだ。

[メイン] GM : ハサミの音が聞こえる。

[メイン] GM : そして、遠くで人形が糸が切れたように崩れ落ちる。
廊下の先から、倒れた人形を退かして人影が歩いてくるのが見える。

[メイン] デンジ : 「……?」

[メイン] 危なげな人形 : あなたに向かって進んでくるようだ。

[メイン] 危なげな人形 : 大きなハサミを持っているが、肌や関節を見るに人形のように見える。

[メイン] 危なげな人形 : 「あ?」

[メイン] 危なげな人形 : 「何ボケっとしてんの?」

[メイン] デンジ : 「お、おお?」

[メイン] 危なげな人形 : 「邪魔なんだけど」

[メイン] 危なげな人形 : 「君もスパッと行く?」

[メイン] 危なげな人形 : ハサミを振り回す。

[メイン] デンジ : 「っぶね!」

[メイン] デンジ : 「すぐどくから、そのおっかないやつ振り回すのやめようぜ?」

[メイン] 危なげな人形 : 「ハサミで邪魔な糸切るのの何が悪いの」

[メイン] デンジ : 「いや悪くねえけどよ……俺が切られたくねえって話」

[メイン] 危なげな人形 : 「じゃ、早く退きなさいな。私も無駄なことは好きじゃないもの」

[メイン] デンジ : 「へーへー……」
相変わらずの女運の悪さに辟易しながら道を譲る。

[メイン] デンジ : 「っと、ちょっと聞きたいんだけど」

[メイン] デンジ : 「この廊下進んだ先ってなんかあんの?」

[メイン] 危なげな人形 : 「何にも無かった」

[メイン] 危なげな人形 : 「だから歩いてるの」

[メイン] 危なげな人形 : 譲られた道をそのまま歩いていく。

[メイン] デンジ : 「…………」

[メイン] デンジ : ふと、頭上を見る。

[メイン] GM : 糸が垂れ落ちてきている。

[メイン] GM : あなたに向かって糸が絡んでいるように見える。

[メイン] デンジ : 「…………」

[メイン] デンジ : 「もうちょいあいつに話聞いてみるか……?」
床に積み重なる人形をかき分け、《進む》。

[メイン] GM :

[メイン] GM : 進む。

[メイン] GM : 進んでも進んでも風景が変わらない。
同じような廊下をずっと歩いている。

[メイン] GM : 進んだ。

[メイン] GM : 行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》

[メイン] デンジ : 進みながら、ハサミを手にした人形……普通の人形はしゃべらないが……を探すように《辺りを調べる》。

[メイン] GM : 糸の切れた人形が散乱している。

[メイン] GM : 人形の中に異彩を放つものがある
薄青のドレスを身に着けた人形だ
瞳を閉じ、その場で立ち尽くすようにしている

[メイン] GM : ハサミの音は聞こえない

[メイン] デンジ : 「……?」
ゆっくりと近づいていく。

[メイン] 静かな人形 : パチリ!

[メイン] 静かな人形 : 瞼を開ける。

[メイン] 静かな人形 : 「はて」

[メイン] 静かな人形 : 「あなたは…………?」

[メイン] デンジ : 「おぉ、俺ぁ……お客さんみたいなもんだ」

[メイン] デンジ : 「お前……お前じゃアレだな、なんて呼べばいい?」

[メイン] 静かな人形 : 「フラー、とお呼びください」

[メイン] フラー : 「あなたの名前もお伺いしても?」

[メイン] デンジ : 「デンジってんだ、よろしくな」

[メイン] デンジ : 「フラーはここで何してんだ?」

[メイン] フラー : 「私は……お恥ずかしながら、少々呆けていたようで」

[メイン] フラー : 「ええ、お恥ずかしいところをお見せしました」

[メイン] デンジ : 「おぉ……?まあよくわかんねえけど、別に良いぜ」

[メイン] デンジ : 「フラーは話通じんだなぁ……さっき会った人形にゃ危うく斬られかけたぜ」

[メイン] フラー : 「彼女ですね。彼女には近付かない方がよろしいかと……」

[メイン] フラー : 「一度ご覧になったのでしたら、話が早い。見ての通りの危険人物ですので」

[メイン] フラー : 「あのような調子で、延々とこの場を歩き続けているのです」

[メイン] デンジ : 「へ〜……うん?この場?」

[メイン] デンジ : 「真っ直ぐ行った先にゃ何もないって言ってたけど、もしかして繋がってんのか?」

[メイン] フラー : 「その通り。この廊下は進み続ければいずれ同じ場所に行きつく、さながら回廊のような構造になっているようです」

[メイン] デンジ : 「……無限の悪魔みてえに本体がありゃなぁ、んでもパイセンいねえから無理か」

[メイン] デンジ : 「いつからここにいんだ?」

[メイン] フラー : 「正確に記憶してはおりませんが……非常に長い間、と認識しています」

[メイン] フラー : 「一夜の夢では済まない程に」

[メイン] デンジ : 「ふうん……」

[メイン] デンジ : 「自分の糸切ったりしねえの?」

[メイン] フラー : 「……へ?」

[メイン] フラー : 「失礼、どのような意味でしょうか」

[メイン] デンジ : 「うん?」

[メイン] デンジ : 「いやそのまんまの意味だけど」

[メイン] デンジ : 「天井から吊られてんじゃん」

[メイン] フラー : 「……な、成る程」

[メイン] フラー : 「ああ……確かに。言われてみれば……」
頭上を見上げる。

[メイン] デンジ : 「多分だけどよ、俺も人形みてえに見えてんだろ?」

[メイン] フラー : 「その通りです」

[メイン] フラー : 「この回廊においては、およそ人形以外を見たことは御座いません」

[メイン] デンジ : 「だよなあ……」

[メイン] フラー : 「自分の糸を切る、という発想はありませんでしたが……」

[メイン] デンジ : 「……そもそも、これ動かしてんの誰なんだろうな」
天井を指さしつつ。

[メイン] フラー : 「……さて。それらしきものを見た覚えもありませんが」

[メイン] フラー : 「いるとしたら、きっとそれはこの夢が覚めない原因なのでしょうね」

[メイン] デンジ : 「ま、悪趣味な野郎ってこったな……」

[メイン] デンジ : 「で、どうする?」

[メイン] フラー : 「糸を切られるのは、いかにも尤もらしい方法に思えます」

[メイン] フラー : 「……私は試してみようかと」

[メイン] デンジ : 「そっか」

[メイン] デンジ : 「んなら、もし戻れたらパーティでもしようぜ」

[メイン] フラー : 「パーティ……ですか」

[メイン] デンジ : 「おぉ、俺ぁこう見えても結構お金持ちだからな」

[メイン] デンジ : 「パーっと騒ごうぜ……なんせ、久々だろ?」

[メイン] フラー : 「……そうですね」

[メイン] フラー : 「ええ、その時には是非お誘いください」

[メイン] デンジ : 「公安退魔特異4課、早川デンジまでご連絡ください……っと」

[メイン] デンジ : 「そんじゃ、またな」

[メイン] フラー : 「はい、ご無事をお祈りします」

[メイン] フラー : 軽く手を振った。

[メイン] デンジ : 軽く手を振り、そのまま道を《進む》。

[メイン] デンジ : 「パーティは人数多い方が楽しいもんな……なぁ、アキ、パワー」

[メイン] GM :

[メイン] GM : 進む。

[メイン] GM : 進んでも進んでも風景が変わらない。
同じような廊下をずっと歩いている。

[メイン] GM : 進んだ。

[メイン] GM : 行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》

[メイン] デンジ : 「フラーに他に何人くらいいるのか聞きゃ良かったな……」
ぼやきつつ、《辺りを調べる》。

[メイン] GM : ハサミの音は聞こえない。

[メイン] GM : だが何か、小さな気配がある。
人形の隙間にちらりと隠れた人影が見えた。辺りの様子を伺っているようだ。

[メイン] デンジ : 「……ん?」

[メイン] デンジ : 「誰かいる……よな」

[メイン] GM : 人影がビクリと震える気配がする。

[メイン] デンジ : 「怪しいもんじゃねえぜ、ちょっと聞きてえことあんだけどよ」

[メイン] 気弱な人形 : おそるおそる顔を見せる。

[メイン] 気弱な人形 : 服の影から垣間見える肌と関節を見るに人形らしい。

[メイン] 気弱な人形 : 「あ、あ、あ…………はい……」

[メイン] デンジ : 「人形……しゃべるやつって俺の他に何人くらいいんの?」

[メイン] 気弱な人形 : 「え……えっ」

[メイン] 気弱な人形 : 「わ、わかんないです……」

[メイン] 気弱な人形 : 「あ、でもさっきハサミ持ってるお人形さんが通りかかって……」

[メイン] 気弱な人形 : 「こ、こわかったあ……!」

[メイン] デンジ : 「んー、そっか……俺ぁデンジって言うんだけどよ、もしかしてここに来たばっかか?」

[メイン] 気弱な人形 : 「あ、は、はい……そうなんです……」

[メイン] 気弱な人形 : 「デンジ……さん。えと、私、ヒマリって言います」

[メイン] デンジ : 「よろしくなぁ」

[メイン] デンジ : 「とりあえず脱出しようと思ってんだけど……ヒマリも来るか?」

[メイン] ヒマリ : 「え……あ、いいんですか。私、あんまりお役に立てませんけど……」

[メイン] デンジ : 「いいぜ、賑やかな方が好きだからよ」

[メイン] デンジ : 「とりあえず、他のしゃべる人形を探しに行くか…」

[メイン] ヒマリ : 「あ、はい……ありがとうございます……!」

[メイン] デンジ : 「そういやここって輪っかみたいに繋がってるらしくて……」
ヒマリと情報を共有しつつ、新たな人形を探しに《進む》。

[メイン] GM :

[メイン] GM : 進む。

[メイン] GM : 進んでも進んでも風景が変わらない。
同じような廊下をずっと歩いている。

[メイン] GM : 進んだ。

[メイン] GM : 行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》

[メイン] デンジ : 「なんか変わったもんがあったらヒマリも言ってくれよな」
小さな探索者と共に《辺りを調べる》。

[メイン] ヒマリ : 「はっ、はい!」

[メイン] GM : どうやらここはあなたが最初にいた辺りらしい

[メイン] GM : 進み続けて戻ってきたようだ

[メイン] GM : ハサミの音がする

[メイン] ヒマリ : 「あっ、この音……」

[メイン] デンジ : 「危ねえ女の登場だな」

[メイン] 危なげな人形 : 人形が崩れ落ちて、その陰から現れる。

[メイン] デンジ : 「よう、さっきぶり」

[メイン] 危なげな人形 : 「どうも、また君ね」

[メイン] デンジ : 「自己紹介し損ねちまったからなぁ……俺ぁデンジってんだ」

[メイン] 危なげな人形 : 「ふーん」

[メイン] 危なげな人形 : 「で?」

[メイン] デンジ : 「おぉ……まあ良いけどよ……」

[メイン] デンジ : 「ここから抜け出す気はあるか?」

[メイン] 危なげな人形 : 「そうじゃなきゃ歩いてないんだけど?」

[メイン] デンジ : 「どうもみんな視野が狭えよな……もっと視界広げてこうぜ?」

[メイン] デンジ : 「自分の真上見てみ?」

[メイン] 危なげな人形 : 「はあ」
言われた通り上を見る

[メイン] 危なげな人形 : 「うわっ」

[メイン] デンジ : 「全員人形だぜ、自分含めてな」

[メイン] 危なげな人形 : 「うわお……」

[メイン] 危なげな人形 : 「うーん…………いや、でも、信じざるを得ないかしらこれは」

[メイン] デンジ : 「話が早くて助かる……でだ、肝心の脱出方法なんだが」

[メイン] デンジ : 「自分の糸切ってみようぜ?」

[メイン] 危なげな人形 : 「ええ……」

[メイン] 危なげな人形 : 「いやでも、人形なら猶更切るべきじゃないでしょ」

[メイン] 危なげな人形 : 「そんな選択肢無いわ」

[メイン] デンジ : 「むしろ切るべきだろ、誰が動かしてんだかわかんねえんだからよ……」

[メイン] 危なげな人形 : 「ええ? でも、ううん……」

[メイン] デンジ : 「それに、今の今まで気付けなかったんだろ?」

[メイン] デンジ : 「隠したかったって考える方が自然じゃねえか?」

[メイン] 危なげな人形 : 「ああ~~~?」

[メイン] 危なげな人形 : 「ううん、やっぱり、ダメね」

[メイン] デンジ : 「マジか」

[メイン] 危なげな人形 : 「だって《自分の糸を切る》なんて選択肢あり得ないでしょ!」

[メイン] デンジ : 「………………最悪だ」

[メイン] 危なげな人形 : 「何が?」

[メイン] デンジ : 「うんにゃ、こっちの話」

[メイン] デンジ : 「そう言われちまうと反論しづれぇな」

[メイン] デンジ : 「……ってことは、フラーも?」

[メイン] デンジ : 「ちょっとついてきてもらって良いか」

[メイン] 危なげな人形 : 「ううん」

[メイン] 危なげな人形 : 「ま、いいでしょう」

[メイン] デンジ : 「助かるぜ」

[メイン] デンジ : 3人パーティで道を《進む》。

[メイン] GM :

[メイン] GM : 進む。

[メイン] GM : 進んでも進んでも風景が変わらない。
同じような廊下をずっと歩いている。

[メイン] GM : 進んだ。

[メイン] GM : 行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》

[メイン] デンジ : やや早歩きで《進む》。

[メイン] GM :

[メイン] GM : 進む。

[メイン] GM : 進んでも進んでも風景が変わらない。
同じような廊下をずっと歩いている。

[メイン] GM : 進んだ。

[メイン] GM : 行動するなら以下から選ぶこと。それ以外は不可。
――《辺りを調べる》
――《進む》
――《戻る》

[メイン] デンジ : 「この辺だったはず……」
きょろきょろと《辺りを調べる》。

[メイン] GM : 様子は辺りと変わりない。

[メイン] GM : フラーがいる。

[メイン] デンジ : 「フラー、生きてっか?」

[メイン] フラー : 「はいはい、こちらに」

[メイン] デンジ : 「やっぱ選択肢になかったか」

[メイン] フラー : 「ふむ?」

[メイン] デンジ : 「いや、こっちの話」

[メイン] デンジ : 「どうしたんだ、自分の糸切ったんじゃねえの?」

[メイン] フラー : 「あ、いえ」

[メイン] フラー : 「切ると言いましても……手段がそこの」
危なげな人形を指して
「彼女くらいしか思いつかず」

[メイン] フラー : 「通りかかるのをお待ちしていたところなのですが……」

[メイン] 危なげな人形 : 「んあ?」

[メイン] デンジ : 「…………」

[メイン] デンジ : 「お前……お前もあれだな、なんて呼べば良い?」

[メイン] 危なげな人形 : 「ああ?」

[メイン] 危なげな人形 : 「イトキリ」

[メイン] デンジ : 「じゃあ……フラーの、そこの青いやつの糸切ってもらって良いか?」

[メイン] イトキリ : 「ええ……?」

[メイン] イトキリ : 「え、いいの?」

[メイン] デンジ : 「それ待ってたみたいだし」

[メイン] フラー : 「改めて問われますと、どうにも。」

[メイン] フラー : 「……むむ、お願いします」

[メイン] イトキリ : 「まあ……それなら」

[メイン] イトキリ : 「……んん?」

[メイン] イトキリ : 「ん、ん、んー?」

[メイン] デンジ : 「どした?」

[メイン] イトキリ : 「なーんかいつもの調子と……うん?」

[メイン] イトキリ : 「君、ちょっとこっちに」
フラーをちょいちょいと手招き

[メイン] フラー : 「はあ……?」
言われるままに近づき

[メイン] イトキリ : そのままフラーの方へ歩きだし

[メイン] イトキリ : チョッキン!

[メイン] イトキリ : 「うーん、切れた」

[メイン] イトキリ : 「切ろうとだけ思うとなんか……切れない!」

[メイン] イトキリ : 「歩きながらね、邪魔な奴を切ろうと思って切ればいいのね」

[メイン] デンジ : 「そこらへんにぶら下がってる人形とは違うみてえだしな」

[メイン] デンジ : 「……フラー、調子はどうだ?」

[メイン] フラー : 手を握ったり開いたりしている

[メイン] フラー : 「動け……ますね。別状はなく」

[メイン] デンジ : 「おぉ……?」

[メイン] フラー : 「いや、なんと申し上げればよろしいのか」

[メイン] フラー : 「自由になった感覚はあります」

[メイン] デンジ : 「ならよ、ちょっと真っ直ぐ進んできてくんねえか?」

[メイン] デンジ : 「後ろから戻ってくる……よな?」

[メイン] フラー : 「やってみましょう」

[メイン] GM : フラーは廊下の向こうへ失せた

[メイン] GM : そして後ろから戻ってくる

[メイン] フラー : 「そうですね、変わりなく」

[メイン] デンジ : 「…………????」

[メイン] デンジ : 「んじゃまあ、俺の糸も切ってくれ」

[メイン] イトキリ : 「言われて切るのも何か変な気分だけども……」

[メイン] イトキリ : 「じゃ、そういうことで」

[メイン] イトキリ : チョッキン!

[メイン] GM : 探索者の頭上を、金属の光沢が通り過ぎる。

[メイン] GM : 糸が切れた音がする。

[メイン] GM : 自由行動開始。

[メイン] デンジ : 「……なるほどなぁ」

[メイン] デンジ : 「イトキリ、そのハサミ貸してもらって良いか?」

[メイン] イトキリ : 「え、嫌だけど……」

[メイン] デンジ : 「うーん……じゃあとりあえずヒマリの糸も切ってあげてくれ」

[メイン] ヒマリ : 「えっ」

[メイン] ヒマリ : 「あ、え、え~……」

[メイン] ヒマリ : 「お手柔らかに……」

[メイン] イトキリ : 「……」

[メイン] イトキリ : チョッキン!

[メイン] ヒマリ : 「ひぃ!」

[メイン] イトキリ : 「はい」

[メイン] GM : ヒマリの糸も切れた。

[メイン] ヒマリ : 「い、痛くない……」

[メイン] デンジ : 「さて、どうすっかな」

[メイン] デンジ : 「……フラーって何か特技みたいなのある?」

[メイン] フラー : 「と、特技……?」

[メイン] デンジ : 「なんかこう……誰にも負けねえ!みたいなん」

[メイン] フラー : 「お役に立たないと思いますよ……?」

[メイン] デンジ : 「ん、おっけ」

[メイン] デンジ : 「いてくれるだけで助かるからかんな」

[メイン] フラー : 「恐縮です」

[メイン] デンジ : 「そんじゃまあもちっと詳しく調べてみるか……」
デビルハンター(目星)を今いる廊下に。

[メイン] GM : わかった

[メイン] デンジ : 1d100<=90 デビルハンター(目星) (1D100<=90) > 51 > 成功

[メイン] GM : 一体の人形がメモを握っているのを見つける。

[メイン] デンジ : 「頭もすっきりしたしよぉ〜、プロの力見せてやんぜ」

[メイン] デンジ : 意識を部屋中に張り巡らせ、違和感のある場所を見つける。

[メイン] デンジ : 「何持ってんだぁ?」
メモを拾い、読む。

[メイン] GM : メモ・明晰夢について
「夢を夢と自覚すること。夢を自由にできるようだ。
 !うっかり目覚めるなんて想像すると起きてしまうので注意!」

[メイン] デンジ : 「……ふぅん」

[メイン] デンジ : 「だってよ、どう思う?」
フラーに手渡す。

[メイン] フラー : 「……はあ」

[メイン] フラー : 「確かならば、望めばここから抜け出せるかもしれないということでしょうか」

[メイン] デンジ : 「考えることもできなかったっぽいしな」
イトキリの糸をちらりと見る。

[メイン] イトキリ : 「ああん?」

[メイン] デンジ : 「イトキリは……そうだな、選択肢に何があるんだ?」

[メイン] イトキリ : 「そりゃまあ~調べるなり、進むなり……」

[メイン] イトキリ : 「戻るのもあるか。でも好みじゃないわね」

[メイン] イトキリ : 「でも、ここでできるのってそんなもんじゃないの?」

[メイン] デンジ : 「自分の糸を切るのは?」

[メイン] イトキリ : 「え~……?」
しっくりこない顔

[メイン] デンジ : 「ま、あの糸に繋がれてる限りはうまい具合に考えが誘導されちまうんだろうな」

[メイン] イトキリ : 「なるほど……なるほど……?」

[メイン] デンジ : 「……てか、そのハサミどっから持ってきたん?」

[メイン] イトキリ : 「ここに来たときから、手元にあったけど」

[メイン] イトキリ : 「まあ肌身離さずって奴ね」

[メイン] デンジ : 「おぉ……?そうか……」

[メイン] イトキリ : 「仕事道具だし」

[メイン] デンジ : 「仕事?何やってんの?」

[メイン] イトキリ : 「今をトキメク天才裁縫士、イトキリとは私のことよ!」

[メイン] デンジ : 「へえ……洒落てんなぁ」

[メイン] イトキリ : 「プロってやつよプロ」

[メイン] イトキリ : 「君もなんかのプロだっけ?」

[メイン] デンジ : 「悪魔退治のプロだぜ」

[メイン] デンジ : 「公安退魔特異4課の早川デンジまで……ってな」

[メイン] デンジ : 「んなこたいいんだ……フラー、この明晰夢のあーだこーだってやつ試してみようぜ」

[メイン] フラー : 「はい、と……どうしましょう。試すといいましても」

[メイン] デンジ : 「……寝る?」

[メイン] フラー : 「寝る!?」

[メイン] デンジ : 「いやほら……起きる時に目覚めっかなって」

[メイン] デンジ : 「メモの通りだとすれば、目覚めるって想像すれば起きれるだろ」

[メイン] フラー : 「成る程、失礼しました」

[メイン] フラー : 「そういった意図がございますれば、頷ける話です」

[メイン] デンジ : 「おぉ……ちょっとやってみ?」

[メイン] フラー : 「で、では失礼して」

[メイン] フラー : 「…………」

[メイン] フラー : 突然、ぱたりと倒れる。

[メイン] フラー : どうやら眠ったらしい。

[メイン] デンジ : 「寝んのはっや……」

[メイン] デンジ : 「……いや、寝ようと思ったから寝たのか……」

[メイン] デンジ : 「…………」
フラーを軽く揺すり、目を覚まさせる。

[メイン] GM : 起きない。

[メイン] GM : ずっと眠り続けている。

[メイン] デンジ : 「起きろー」

[メイン] GM : 目覚める気配がない。

[メイン] デンジ : 「…………」
フラーが起きるところを想像する。

[メイン] GM : それでも起きないままだ。

[メイン] デンジ : 「ヒマリ、目閉じていつものベッドの上で起きるの想像してみ」

[メイン] ヒマリ : 「えっ、わ、私ですか」

[メイン] デンジ : 「おう」

[メイン] ヒマリ : 「えっと……や、やってみますね……!」

[メイン] ヒマリ : 「……むむ~」

[メイン] ヒマリ : 唸ったかと思うと、突然ぐらりと倒れる。
眠ったような様子だ。

[メイン] デンジ : 「……うまくいったかな?」

[メイン] デンジ : 「イトキリ、あとはお前だけだぜ」

[メイン] イトキリ : 「ってもね~」

[メイン] イトキリ : 「うーん、覚めろって思えばいいわけ?」

[メイン] デンジ : 「多分それだとまたここに来ることになりそうなんだよなぁ〜」

[メイン] イトキリ : 「へえ?」

[メイン] デンジ : 「操り人形だしなぁ……」

[メイン] イトキリ : 「それは気に食わないわね」

[メイン] デンジ : 「でも自分の糸切れねえだろ?」

[メイン] イトキリ : 「ううん……」

[メイン] イトキリ : 「出来ない……出来ないわね……」

[メイン] デンジ : 「んで俺にハサミ渡すのも無理」

[メイン] イトキリ : 「無理」

[メイン] デンジ : 「……う〜ん、何か切るもの……チェンソーでもねえかな」
手元にチェンソーがある光景を想像する。

[メイン] GM : あなたの手元にチェンソーがあった
気づかなかっただけで初めから持ってたかもしれないし今出てきたのかもしれない

[メイン] デンジ : 「…………」
手元を見、イトキリの顔を見る。

[メイン] イトキリ : 「えっ」

[メイン] デンジ : 「じゃあまあ……切るか……」
スターターを引き、ぶぉんとエンジンが唸りをあげる。

[メイン] イトキリ : 「なんでそんなわざわざ物騒なモノを!?」

[メイン] デンジ : 「俺の手に一番馴染んでるからだよ……
 あんま動かない方がいいぜ、手元が狂っちまうかもしれねえしな」

[メイン] イトキリ : 「そりゃないでしょ……!」
と言いつつじっとする。

[メイン] デンジ : 「い……よいしょぉ!!」
ぶぉんと振るわれたチェンソーはイトキリの頭上を通過した。

[メイン] デンジ : ぶちぶちと糸が切れる感触を、エンジンを切ることで無視する。

[メイン] デンジ : 「生きてるかぁ〜」

[メイン] イトキリ : 糸が切れると同時にへたりこむ。

[メイン] イトキリ : 「やっぱオーバーすぎるでしょ……それ……」

[メイン] デンジ : 「へへへ、仕事で使う分にはちょうどいいんだぜ……」

[メイン] デンジ : 「自由になった感想は?」

[メイン] イトキリ : 「……悪くないわね」

[メイン] イトキリ : 「スッキリした気がする」

[メイン] デンジ : 「そんじゃまあ、そろそろ起きるか」

[メイン] デンジ : 「おお、そうだそうだ
 起きたら俺ん家でパーティしようと思ってんだけどよ、イトキリも来るか?」

[メイン] イトキリ : 「君、能天気ね……」

[メイン] デンジ : 「だってお前らにとっちゃ久々の朝だろ?
 普通に過ごすのも勿体ねえじゃねえか」

[メイン] イトキリ : 「ふうん……そうね、なるほどね」

[メイン] イトキリ : 「じゃ、ぱーっとやってちょうだいな。シケたパーティにはしないでね」

[メイン] デンジ : 「俺ぁデンジくんだぜ?そりゃもう盛大にやってやるよ」

[メイン] デンジ : 「ご連絡は公安退魔特異4課、早川デンジまで……連絡しろよな」

[メイン] イトキリ : 「2度も言わなくても、もう覚えたわ」

[メイン] イトキリ : 「早川デンジまで、ね」

[メイン] デンジ : 「おう……そんじゃまたな」

[メイン] イトキリ : 「はい、またね」

[メイン] イトキリ : 「私は一足お先に」
目を瞑る

[メイン] イトキリ : 「ありがとね」

[メイン] イトキリ : 眠るように脱力してその場に倒れた。

[メイン] デンジ : 「…………起きたら金下ろさねえとな」
目を閉じる。

[メイン] デンジ : そうして、いつもの布団に横たわり、目覚ましの音と共に……。

[メイン] GM :

[メイン] GM :

[メイン] GM :

[メイン] デンジ : 耳元で鳴り響く電子音を叩いて止める。
視界に広がるのは見慣れた、いつも通りの天井。

[メイン] デンジ : 「…………おはよう、ございます」
久方ぶりのすっきりとした目覚めに、逆に違和感を覚えつつ起き上がる。

[メイン] デンジ : あくびと共にリビングへ向かうと、ちょうど携帯電話が鳴り響いた。
職場からのコールを手に取り、通話を開始する。

[メイン] デンジ : 「俺を出せって?……三件、女……名前は?」

[メイン] デンジ : 「……ああ、了解……俺に直接回して」

[メイン] デンジ : 「あと、今日休むから……あ?」

[メイン] デンジ : 「パーティすんだよ、パーティ」